2012年10月18日木曜日

ふるさと

15日、鵜飼いが閉幕しました。


5月から10月までの4か月間は、

岐阜・長良川に賑わいをもたらしてくれ、

ちょっと岐阜を自慢できるひとときです。


チャップリンが、生前に2度鵜飼いを鑑賞したことは地元では有名な話で、

初めて岐阜を訪れた際には、

鵜匠の絶妙な手縄さばきに「ワンダフル」を連発し、

幻想的な篝火を見て、

「鵜飼は一遍の詩であり、鵜匠は詩人である」と言い残したとか。


さらにさかのぼると、

織田信長や徳川家康などの保護を受け、

松尾芭蕉も、

「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」という句を残しています。


時は流れて、その時代の鵜飼の雰囲気とは

もしかしたら今は違っているのかも知れませんが、

1300年の歴史を絶やすことなく

これからもずっと続いて欲しいなあ、と願います。


長良川に沿うように金華山があり、

織田信長の岐阜城が今も町を見下ろし・・・。

結構、私って歴史舞台の中に暮らしているなあ、と改めて実感。

歴史の中では、私の一生はほんのまばたきぐらい。


ふるさとは遠きにありて思ふもの。

故郷は遠くにいて思うもの、との意ですが、

近くにいても、故郷をいつもいつまでも想いたいものですね。

そして故郷を想う時、自分の育った家も想い出すのでしょう。

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